マーケットの違い
Thursday, May 15th, 2008なんだか慌しくしていました。
18日の日曜日からPandaが4週間ポーランドへ出張なのです。
その前に終わらせなければならないことや買出しなどで、アワアワしてました。
そう、Pandaは一人でポーランド。私は一人カナダに。
4週間行ったら2週間バケーションでカルガリーに帰ってきて、またその後1ヶ月ほどポーランド。
そしてまた戻ってきて、またポーランド…という繰り返しになります。
今年は私の永住権申請があるために、もう少しするとしばらくの間私のパスポートを政府に預けなければならないわけで。
そうなるとパスポート不携帯にて、Pandaと一緒にポーランドとカナダを行ったり来たりするのも難しいので、
今年は私の永住権の許可が降りるまでPandaだけ移動することになりました。
ふふふ、一人で何しちゃおうっかなー♪♪
と寂しさよりもまずに、楽しいことを企んでいるところが悪い嫁丸出し。
もしこれが日本だったら、実家に泊まったり甥っ子と遊んだりできるんだけどな…。
皆さんだったら4週間一人、働くこともできずに何しますかー??(涙)
とりあえずはPandaが食べない辛い料理や野菜料理をたくさん作って楽しもう!とか考えてはいるんだけれど。
暇すると思うので、日本の友達カナダにおいで。
カナダのお友達、たくさん遊んでね。泊まりにきて~。
さて。
日本に居た頃は通勤も通学も街へのショッピングも、ススキノに飲みに行く時でさえ自転車でガシガシこなしていた私。
いつかカナダでもチャリンコを買いたい!と思っていたのです。
これぞいい機会!ということで、早速チャリンコをリクエストしました。
車の免許証は持っていても、カルガリーの道路を運転するのにまだまだ練習しなくてはいけない私としては、
Pandaがいない間、自転車の方が近くに買い物をしに行くにも便利なのであります。
本当はね、日本で言うところのシティサイクルっていうの?
こういうママチャリの可愛い版みたいなのが欲しかったのだけれど、
こういうタイプの自転車はこちらでは売っていないし乗っている人もいないのですよ。
自転車は移動手段というよりもスポーツとして認識されているので、
自転車といえば、マウンテンバイク。
街の中でも自転車に乗っている人は日本に比べると10分の1くらいかなぁー。
逆に、川沿いとか公園とかに行くとヘルメット着けて汗ダラダラかきながら
自転車を真剣にこいでいる人がいるというのがこちらの文化なのです。
日本のママチャリ、カナダで売っても売れないのかなぁー。私買うんだけどな。
で、私が購入したのは街乗り用のマウンテンバイク!

▲私の好きなグリーンってだけで決めました。
ブランケット持って自転車で公園行って、芝生に寝転んで音楽聴きながら読書しよー♪とか。
お買い物行く時には、オプションで買ったカゴを付けて行くんだ!とか。
一人でウキウキ妄想しています。
そして、一方相方Panda。
これからの繰り返される長時間の飛行機移動のお供に購入したのがこちら。

▲Sony Reader
これはスクリーンが電子ペーパーになっていて(これがすごく読みやすい!)、この端末があればメモリースティックでデータを読み込み、どんな本でも読めちゃうのです。
つまり音楽をたくさん持ち歩くのにiPodが便利なのと同じように、この端末さえあればたくさんの本を持ち歩かなくてもいいのです。 最大500冊まで収納可能とか。
旅行先に本を持っていくのって重くてかさばって大変だけれど、このSony Readerをひとつ持ち歩けばいいので楽チン。
日本語ももちろん可能なので、本好きな私達二人にとって大活躍してくれそうです。(←もはや横取りする気マンマン)
日本で2004年に発売されたソニーのebookリーダー『LIBle』は革新的だったでしょ?
でも日本では今、製造中止になっていたという事実、知ってましたかっっ?
実は2007年の夏に二人で日本に帰国した際。
Pandaが日本で買うもののリストにebookリーダーをあげていたのだけれど、どこに行っても在庫がなく。
結局調べてみて日本では製造中止になっていたことが判明。
アメリカでは2006年に姉妹版のSony Readerが発売され今も売れ続けています。
そして、カナダでは今月から発売開始になりまして。
グッドタイミングで入手できたのであります。
どうして日本では製造中止になったのかなー?とPandaと話していたのだけれど。
我が家の独断と偏見が混じったマーケット分析の結果は。
- 北米は、本の価格が日本に比べて高いので、ネットという無法地帯で無料ダウンロードできる電子書籍の方がお得感がある。
- 北米には、日本のBook Offのような巨大組織で新品同様の古本が安く買えるところがない(?)ので、電子書籍の方が断然お得。
- 北米の本は紙の質が悪いことから分厚くて重い。持ち歩くのに不便なので、電子書籍の方がお得。
- 日本では携帯電話でも小説が読めるし、わざわざ高額なebook readerを購入する理由がない。
- 日本ではまだまだ本は『アナログ=紙』の方が読みやすいという読者が多いのではないか。
でも、海外に住み始めた今。
活字中毒の私にとって日本に帰る度に大量の本を買って持ってくるのは大変な労力とお金を使うのでね。
これからは、このSony Readerに期待したいところなのですが…。
日本のネット上の電子書籍は種類がまだまだ豊富じゃない上に高いのが難点。
英語版はすごいっすよ。最新本も話題本もネット上に散らばっております。著作権も何もあったもんじゃーありませぬ。
映画や音楽と同じだね。
日本の電子書籍マーケットのこれからに期待。
そんなわけで、自転車とebook readerを通じて、日本とカナダのマーケットの違いを語ってみました!
さて、今日は『うちの子紹介』はお休み。
多分次回は開花予定のかわいい我が子達や、バジルちゃんがグングン増える方法や、体に無害なハーブ用の手作り殺虫剤について書きたいと思います。